どうも釣りごんです。今回はちょうど執筆している今がハイシーズンの乗っ込み真鯛について解説しようと思います。実は先日私も真鯛釣りに行ってきたので記事を残そうと思い、書いています。
まず乗っ込み真鯛ってなに?
まず「乗っ込み」というのは、魚が卵に栄養を蓄えるために深場から浅場へと移動し、荒食いをするような時期のことを言います。乗っ込みは真鯛に限らず、カレイやクロダイやアオリイカ、海以外ではコイなんかもこの乗っ込みの時期になります。その頃の鯛は大体が決まった海域に留まり、そこでは大型の真鯛がたくさん釣れることもあり、釣り人たちからすると燃えるシーズンなわけです。
乗っ込みの時期はいつ?
冬になると真鯛は水温が安定している深場へと移動していきます、雪が溶けて海水温も上がってきて海水温が13~14度くらいまで上昇すると、浅場へきて産卵を意識し始めるようになります。この乗っ込みの時期の真鯛のことを「桜鯛」とか「花見鯛」と言ったりもしますね。その時期が早ければ4月下旬から6月中旬頃になります。なぜこのように時期の説明に幅をつけているのかといいますと、海水温によってその年によって時期の変動がありますので大体この時期だよということです。夏に近づいてくるにつれ産卵も終了し、体力回復のために浅場に残って荒食いをする個体もいます。しかし、数もサイズもその時によるので、乗っ込みで釣りやすい時期は5~6月ということになりますね。
乗っ込み真鯛はどんな特徴があるの?
乗っ込み真鯛はイワシやイカや甲殻類などをよく食べます。そしてそういった乗っ込み真鯛は非常に食欲が旺盛なため、餌を見つけるや否や食いついてくることが多いのが特徴です。大きい真鯛ほど警戒心も強くアタリも小さいことが多いのですが、この時期の真鯛はガツガツしています。個人的には秋の9月中旬から11月ころまでの落ち鯛といわれる鯛はエビなどをよく食べていると感じています。
どんな仕掛けを使うの?
ジギング
真鯛ジギング自体は結構最近できた釣りです。その理由というのが真鯛が乗っ込みの時期にイワシなどの小魚を食べているのですが、今までメタルジグの材料として使われていた鉛だとシルエットが大きくなりがちで真鯛の捕食サイズに合ったメタルジグでの釣りが行えていませんでした。最近になってタングステン(TG)という素材でできたメタルジグが増えてきました。鉛に比べて比重が高く、その比重は金に近いといわれています。つまり、小さいのに重いということです。真鯛は小さいシルエットのメタルジグが大好きです。真鯛でのメタルジグはその海域で底の取れる一番小さめのメタルジグを使用するようにしましょう。
重さはどのくらい?
釣りをする場所の深さや潮の流れによって重さはその都度変えますが、その釣り場の底をとれる最低の重さにします。大体40~100グラムくらいの範囲になるのではないかと考えています。RYUSEIがいる東北北部の釣り場では60~80m水深で一番軽い40~80グラムのTGジグをメインに使用することが多いです。
どんな誘いを入れるの?
誘いは基本的にただ巻です。1秒間に1mくらいの巻きスピードでいいと思います。自分のリールの1回転当たりの糸巻き量を大体でいいので覚えておくと参考になるでしょう。管理者が使用しているSIMANOのXG(エクストラハイギア)のリールでは1回転当たり94㎝の糸巻き量なので「1秒に1回転より気持ち早いくらいかな?」くらいの感覚でやっています。これを覚えておくと厳密でなくても大体このくらいかな?という感覚がわかります。真鯛はしゃくる動作には対応できないことが多い気がします、しかし単純な巻やフォールには食いつく確率が高いです。一通りただ巻を試してダメならストップ&ゴーやリフト&フォールを試してもいいでしょう。スロージギング的な誘いも効果的な場合があります。
ロッドはどんなものを使えばいい?
現在はタイジギング専用のロッドが発売されているため、自分の釣りをする海域で最も使用率の高い重さのジグが操作しやすい専用ロッドを買うのが一番のおすすめです。バッドの固い6~7フィートくらいでしょうか?しかし、高いんですよね笑
そういった方にはスロージギング的な誘いをメインにしたい方にはタイラバロッドの流用をおすすめします。ただ巻をメインにした釣りをした場合にはテンヤ竿の流用がおすすめです。※テンヤ竿は穂先の細いものが多いので使用する場合はテンヤ何号まで使用できるかを見てメタルジグな何号まで使用できるのかを調べてからの使用をおすすめします。以下の表をご参考ください。
号 | g | 号 | g | 号 | g | ||
0.3 | 1.125 | 3 | 11.25 | 9 | 33.75 | ||
0.5 | 1.875 | 4 | 15.00 | 10 | 37.50 | ||
0.8 | 3.00 | 5 | 18.75 | 11 | 41.25 | ||
1 | 3.75 | 6 | 22.50 | 12 | 45.00 | ||
1.5 | 5.625 | 7 | 26.25 | 13 | 48.75 | ||
2 | 7.50 | 8 | 30.00 | 14 | 52.5 |
タイラバ
タイラバとは、見た目はエビでもなくイカでもなく魚でもない…RYUSEIも鯛がタイラバをなんだと思って食べているのかは正直なところわかりません。上記の画像の右の仕掛けはRYUSEIが鯛がこの仕掛けをイカと思っているのでは?と思いネットを参考にして作ってみたヘッドです。でも正直エビ?カニ?イワシ?タコ?どれだろ思っているのかはわかりませんが、乗っ込み真鯛の好奇心ゆえに何であっても食いついていると思っています。実際に、問題なく食いついてきました。仕掛け自体は単純でヘッドという重りとラバースカートとネクタイという飾りと針と糸というシンプルなものです。
重さはどのくらい?
60~80gのヘッドを使用することが多いです。タイラバの釣りでもタングステン(TG)はシルエットが小さいおかげで底取りが早くなるためおすすめです。しかし、値段が高いためメタルジグほどTGを使用するメリットがないため絶対TGじゃないとだめだというわけではありません。ヘッドの目安として有名なのが水深=gになります(60mなら60グラムのヘッド)。ジグヘッドと同様に底をとれる最低のヘッド重量がいいでしょう。遊漁船を予約する際に船長に水深何mくらいの場所で釣りしますか?と聞くと準備するヘッドの重さを知る目安になるのでぜひ聞いてみてください。
どんなどんな誘いをいれるの?
タイラバの誘いは3秒に1回巻く程度のゆっくりなただ巻きでいいです。底をとってただ巻きです。重要なのが底をとったらすぐに巻いてください。すぐに巻き始めないと鯛がタイラバを餌ではないと見切ってしまい、タイラバから離れて行ってしまう原因となります。タイラバ用の竿はかけ調子と呼ばれる巻いていれば勝手に真鯛が引っ掛かるくらい柔らかくアタリを弾かない作りになっているものが多いため、アタリがあっても合わせをすぐに入れず巻き続けてください。あたりが続いた後に竿が食い込んだところでやっと合わせを入れるくらいで、タイラバのかけ方はあっていると思います。
ロッドはどんなものを使えばいい?
タイラバは代用できるロッドが少ないと思っています。なぜならあの柔らかさで、60~80gもの重さのヘッドに耐えきれるロッドがそもそも少ないと思います。ですのでタイラバをやる際は安くてもよいのでぜひ専用ロッドを買うことをおすすめします。大体7フィート前後のものがよいでしょう。対応している重さは自分が挑もうとしている水深に合わせて、ロッドの使用できるヘッドの重さを見て買ってくださいね。
まとめ
- メタルジグで狙う
- タイラバで狙う
- それぞれ使用する仕掛けの重さと誘い方を覚える
- 釣る!
ということです。以上乗っ込み真鯛についての解説をしてみました。
今回はこの辺で!
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