海に潜む恐怖! 「ヌカカ」に気を付けて!

雑記

どうも釣りごんです。今日は釣りをしているときにたまに遭遇する吸血虫「ヌカカ」について話していきたいと思います。体が小さいのに毒が強く、知らないと危険な生き物です。この記事によってヌカカの対応を学ぶことができるでしょう。

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ヌカカってなに?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%82%AB%E3%82%AB#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:BitingMidge.jpg 出典 Wikipedia

ヌカカは、「ヌカ粒のように小さい蚊」という意味で名づけられました。「磯ブヨ」とも言われます。海釣りでよく遭遇するのは磯ヌカカという種類になるでしょう。大きさはちょうどゴマみたいなサイズで、ヌカカは吸血の際に少しチクッと感じることはあるもののアブに嚙まれた時のように明確に痛みがでにくく、パッと見た感じはほとんど気づくことはありません。

どこによくいるの?

ヌカカは日本全国に生息しており、海だけでなく山や川などにいます。よく出てくるのは雨風の強くない日です。小さいために飛行能力がないため、あまり雨風が強いと出てきません。磯ヌカカは穏やかな日に私たちを狙っています。ファミリーフィッシングなどで漁港などで釣りをしていて刺されてしまうなんてことも少なくないです。そういった「釣り日和」に出てきやすいのです。

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ヌカカの特徴

群れで襲ってくる

ヌカカは大抵群れを成して現れることが多いです。一度目を付けられてしまったら何か所も刺されてしまうことも多いのです。実体験なのですが、グローブと袖の隙間やズボンの下から潜り込んでさしてくることもあります。アブのように薄い服の上から噛んでくるということはないのですが、小さい体を生かして隙間を狙ってきます。そのせいか「スケベ虫」と呼ぶ地域もあるそうです。非常に厄介です。上記の画像だと完全に足首はアウトです。長めの靴下をはくようにすることをおすすめします。

かなり小さい!捕まえられない!

先ほども申しましたが、ヌカカは体調1~数ミリ程度の微小なハエの仲間です。ハエのスピード自体はそこまでは早くないのですが、ハエは人よりも同じ時間間隔にさまざまなものを見ています。つまり、ハエからすると人間はかなり遅い生き物ということです。そんなわけでとろい人間の動きなんてささっとかいくぐってしまうことが多いです。ですが、吸血中はそれに夢中になっていることが多いので一瞬の隙が生まれます。そこをしとめることはできるのですが、もうその時には時すでに遅し…

ほかの吸血虫と何が違うの?

普段血を吸ってくるイメージで一番に思いつくのが「蚊」だと思うのですが、ヌカカに吸われると蚊とは比べ物にならないくらいのかゆみを伴うことが多いです。刺されてからすぐに腫れてくるのではなく、刺された次の日に腫れてくることが多いです。そのかゆみと腫れが引けるまで1~2週間程度かかることもあります。海水浴やキャンプなどで今年の夏の思い出を作ろうとしたときに、こんな奴に刺されてしまっては悪い思い出が心に残ってしまいます。

対処法

刺されないためには

ヌカカに刺されないに越したことはないのでまず、ヌカカに刺されないような対策方法をお教えします。まずは、皮膚が露出している部分を隠すことです。すごく大事なことで膝や肘を曲げた時に手首や足首が出てしまう場合には危険です。関節を曲げたとしても隠れるような服装をしてください。ヌカカは頭に比べ、足元によって来ることが多いため特に重点的に足元をメインに隠しましょう。しかし、体を低くした場合には関係なしに吸血しますので注意してください。
また、野外にでる前にハッカスプレーを振りかけるのも有効です。100均でいいので小さめのスプレーボトルを用意していただき、それに水道水90ml+ハッカ油30滴くらいでしょうか。それに揮発性を高めるために消毒用アルコールを混ぜることもありますが、多めに振りかけて伸ばせば問題ありません。ハッカは多めのほうがいいので30滴でかけたときにスースー効いている気がしなければもっと足しても構わないです。油なので釣りの際に水に溶けだしにくいのが強いと感じています。

刺されてすぐは温める!

ヌカカの毒成分はたんぱく質を主とした生理活性物質と呼ばれるものです。聞いたことがある方も多いと思いますがたんぱく毒は熱に弱いです。加熱することによりたんぱくが変性し毒性が弱まります。具体的にどうするかというと50度程度のお湯を患部へかけます。できればもう耐えられないというぎりぎりのラインの温度に調節しましょう。※やけどには注意して下さいね。しかし刺されてから時間がたち体に毒が吸収されてしまっている状態だと毒性を弱めることができず、かえってかゆみを増強させてしまうだけになってしまうこともあるため、温める方法は刺されてから2時間程度以内に行ってください。

刺されてから時間がたってしまった場合

すでに数日たって腫れてきている場合は毒が吸収されてしまい、それに対する炎症反応が起こっていると考えられます。そういった場合に効果を発揮するのがステロイド含有の軟膏になります。
まずは市販のものであればリンデロンVs軟膏をおすすめします。調べてみたところラシュリアPEクリームはステロイドに加え局所麻酔作用のあるリドカインを含んでいるためかゆみにも効果が期待できます。ステロイドは炎症には効果が高いですが、ステロイドは感染症に対しての長期使用はしてはならないので刺された傷が膿んでしまったりした場合には外用薬の使用をやめ、皮膚科受診をおすすめします。
虫刺されに関しては筆者はステロイドが最強であると思っています。お子さんの場合はかゆみを我慢できず搔きむしってしまい、傷跡が開いてしまい状態が悪化することがありますので早めにステロイドを使用し炎症を鎮めることが重要だと思います。また、ステロイドには強さのランクがあります。虫刺され以前に別の原因で処方されたステロイド薬があって、それを使おうとしたが思っていたよりも強い作用を持つもっていた。ということもありますので不安な場合は使用を控えて医院の受診をおすすめします。

搔きむしらないで!

ヌカカに限らず虫刺されを掻きむしってしまった場合は、肌を傷つけてしまい跡が残ってしまいます。それを繰り返すことによって。中には何年も跡が消えないような状態が続くことだってあります。筆者も小学生のころ流れの少ない小川付近で親とキャンプをしていたところブヨの大群に襲われ60か所以上刺されました。60か所ともなると刺された上に刺されるなんてこともあります。かゆすぎて掻きむしってしまい、さすがに薄くはなりましたが今でも跡がうっすらと残っている部分もあります。
刺されたところに爪で十字を付けるといいとか言われることもありますが、その場しのぎで皮膚のダメージには変わりありませんので痒くても触らないことをおすすめします。

皆さんもヌカカには気を付けてくださいね!以上の記事を参考にして楽しい釣りライフを送ってください!ではこの辺で!

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